重ね煮コラム

ハレとケのメリハリのある食べ方で子育てが楽に!

ハレとケ、と言う言葉を聞いたことはありますか?

ハレの日の食事など
「ハレ」はよく耳にしたり、目にしたりまします。

ハレは、
儀礼や祭、年中行事などの「非日常」のことを指します。

そして、ケは、
普段の生活である「日常」を指します。

 

食事で言うと

お節料理、赤飯、鯛のお頭や天ぷら
などに代表されるのが
「ハレの日」の特別な食事

 

それ以外の日常は
質素で簡単な「ケの日」の食事です。

 

昔の日本は、
このハレの日とケの日の境界は
とてもはっきりしたものでした。

 

例えば、
ハレの日は大抵
1ヶ月に1〜2回あり、
晴れ着を着て、ご馳走を食べて、
お酒を飲んで歌ったりして
楽しんだ日です。

 

分かりやすいところでは

1月 お正月や小正月
2月 節分
3月 桃の節句
 と言うようにです。

 

ハレの日を存分に楽しんだら
次の日はさっと日常のケの食に戻す

 

と言う風うに
メリハリをしっかりつけることで
心身の健康を保っていた
のですね。

 

そして圧倒的に
ハレの日よりも
ケの日が多いです。

 

物流が発達し、
世界の食べ物も簡単に手に入る現代は、

ハレとケの境界があいまい
ややもすればハレの日続き

という方が多いのでは?
と想います。

 

「ハレの日の食事は作れるけど
ケの食事って何を作ればいいの?」

と言うママも多いと感じます。

 

ケの日があるから、
ハレの日が輝くのです。

 

毎日がハレの日だと、
ハレの喜びが薄れます。

そして毎日がケの日だと
寂しいですよね。

 

ケの日を大切にすると
食べ過ぎを防ぎ、

胃腸を丈夫にしてくれ
心身のバランスを整えてくれます。

 

私も昔は、
毎日チョコレートや菓子パンを
食べるのが当たり前でした。

 

甘いもの、油っこい物、添加物には
依存性があるので
ついつい食べ続けてしまうし
食べ過ぎてしまうのです。

しばらく食べないでいると
だんだん「食べたくて仕方がない」
と言う気持ちが落ち着いてきます。

 

甘いものを久しぶりに食べると
甘すぎる!と感じる様になります。

 

舌の感度が上がるのですね!

 

私はパンが今も好きです。
ですが、毎日は食べませんし、

「食べたくて仕方がない」とも
思いません。

本当に美味しいと思えるパンを
週末だけ
または手に入った時にだけ
楽しんで、幸せな気持ちで
いただくようにしています。

 

ケを大切にすることで
子育ても楽になります。

 

毎日お肉ではなく、
日常はケの食事
ハレの日は唐揚げやハンバーグ、
と言う風にすると
お子さんの喜びも倍増するはずです。

ハレとケを意識して
メリハリをつけることは
食べることを思う存分
楽しむことにもつながり、
人生も豊かになると思います。

そして健康にも繋がります。

HSCのお子さんにはぜひ
ハレとケを意識した食事を
試してみてくださいね。

 

ともこ
何を食べるかだけでなく、どう食べるかも大切なんです。ぜひ身につけてゆきましょう。

 

 

この記事を書いた人

久保田 倫子  重ね煮アカデミー

久保田 倫子
重ね煮アカデミー® きっちんtanpopo 

料理が苦手で、食に敏感で偏食の息子に何を作っていいか悩んでいました。陰陽調和の重ね煮に出会い、子どもの味覚の幅が徐々に広がり、家族が健康になったことに感動。心身のバランスを整えるための知恵とレシピを届けています。

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