ごはんと味噌汁

重ね煮コラム

「ごはんと味噌汁」がゴールデンコンビと言われる納得の理由

米どころ日本で、

私たちの食事の中心にはいつも

ごはんと味噌汁」がありました。

 

栄養学が日本に入ってくる前から

続いていますが、

 

この組み合わせで

私たちの命が繋がれてきたと言う

栄養学的にも納得のがあります。

 

 

食品からのタンパク質はアミノ酸に分解され吸収される

 

私たちの身体は、水と脂質を除く

約2割がタンパク質からできています。

酵素、ホルモンもタンパク質でできています。

 

このように身体を作る上で

とても重要なタンパク質なのですが、

 

食品から摂取したタンパク質が

そのまま私たちの身体を構成する

タンパク質になる訳ではありません。

 

消化酵素によって、

ペプチド、アミノ酸まで分解される

必要があります。

 

そして、分解された後、

再度、私たちの身体に合った

タンパク質に合成されていくのです。

 

ごはんと味噌汁は、アミノ酸スコアが100のゴールデンコンビ

 

こういった過程で、

私たちの身体を構成するタンパク質が作られるので、

私たちの身体を構成するタンパク質の元となる

アミノ酸がとても重要になってきます。

 

このアミノ酸は、全部で20種類あると言われています。

 

このうち、

体内で作ることができないため

外から補う必要のある

必須アミノ酸が9種類あります。

 

この必須アミノ酸に注目します。

 

必須アミノ酸がバランスよく含まれているかを

数値化したのものが「アミノ酸スコア」と言う指標。

スコアが満点の100に近いほど、体内で有効活用されます。

 

 

実は、お米と味噌汁をセットで食べることが、

アミノ酸100になるゴールデンコンビなのです。

 

 

お米のみでは65くらいと低い数値なのです。

ですが、お米に少ない「リジン」や「スレオニン」を

大豆は豊富に含み、カバーをしてくれます。

 

そして逆に、

大豆に不足している「メチオニン」を

お米は多く含んでいます。

 

 

つまり、

お米と大豆はお互いに不足しているアミノ酸を

補い合ってアミノ酸スコアが100になる

最高のパートナー関係にあるのです。

 

 

 

私たちが中心に食べてきたものが

私たちの身体を作ってきたのだと

感動の数値ですよね!

 

 

 

タンパク質をしっかり摂るには「ごはんと重ね煮味噌汁」

 

タンパク質をしっかり摂らなきゃ

肉や乳製品、卵に注目しがちですが、

 

実は「ごはんと味噌汁」で

身体を作るタンパク質の元となるアミノ酸を

しっかり摂取できていたのです。

 

 

そして、

タンパク質が消化吸収される過程で、

ミネラルが必要なため、

野菜の摂取がとても強い味方になります。

 

 

そう考えると、

重ね煮味噌汁は、ミネラルたっぷりの具沢山のお味噌汁

ごはんと重ね煮味噌汁が栄養学的にも理にかなっています。

 

重ね煮味噌汁

 

毎日の「ごはんと重ね煮味噌汁」の積み重ねで、

お子さんのココロとカラダを元気にしてあげたいですね!

 

 

この記事を書いた人

久保田 倫子  重ね煮アカデミー

久保田 倫子
重ね煮アカデミー® きっちんtanpopo 

料理が苦手で、食に敏感で偏食の息子に何を作っていいか悩んでいました。陰陽調和の重ね煮に出会い、子どもの味覚の幅が徐々に広がり、家族が健康になったことに感動。心身のバランスを整えるための知恵とレシピを届けています。

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