果物

重ね煮コラム

毎日果物はカラダにいい?

敏感な味覚のHSCちゃんの野菜嫌い対策に、
ビタミンがたっぷり摂れそうだから、

果物やミックス野菜ジュースを
毎日子どもにあげている・・・

そんな場合は、近年増えている
果物アレルギー」に注意が必要です。

果物アレルギーとは、どういったものか、
そして果物アレルギーを軽減する食べ方をお伝えします。

 

果物アレルギーって?

 

今から50年前、日本にはアレルギーは
ほとんどありませんでした。

ですが、2005年になると
アレルギー疾患の患者数は、
日本人の約3人に1人となり、

今や約2人に1人と大幅に増えています。

その中で、年々増加傾向にあるのが、
果物アレルギーです。

厚生労働省の「アレルギー原因食品調査」によると
7歳から17歳の間に発症したアレルギーの原因食物の
第6位が果実類となっています。

小さい時は大丈夫だったのに、
小学生や中学生の学童期になって
果物アレルギーを発症するという
ケースが多いのです。

症状としては、
喉がイガイガする、唇がピリピリする
というような口腔内に現れるだけでなく、

アナフィラキシーなどの
重篤なアレルギー症状を起こす場合もあります。

そんな命にも関わる
果物アレルギーですが、
花粉症との関係も指摘されています。

 

 

花粉症との関係

 

果物アレルギーを起こしやすい
と言われる果物は、

バラ科のモモ、リンゴ、なし、
さくらんぼ、いちご、びわや

その他、
マンゴーやキウイ、バナナなどの果物です。

現代では季節を問わず、
いつでも食べることができる
果物が多いですよね。

実は、こういった果物の
タンパク質の組成が
花粉のタンパク質の組成と似ているのです。

なので、花粉症を持っているお子さんは
特に注意をしてあげる必要があります。

 

果物アレルギーの原因

 

果物アレルギーは、免疫反応です。
つまり、腸内環境と大きな繋がりがあります。

果物アレルギーが増えてきた原因は、
果物の消費が近年増えていることと、
年々甘くなっていることによる果糖の摂りすぎです。

つまり、

果物の消化能力を上回る量を食べてしまったことと、
体内で消化分解しきれない果糖が腸内で発酵し、
腸内環境に悪い影響を与えた結果です。

 

では、果物アレルギーを軽減する食べ方はあるのでしょうか?

 

 

果物アレルギーを軽減する果物の食べ方

 

医療機関では、血液検査や皮膚検査を行い、
アレルギー反応を起こす果物を特定します。

重篤なアレルギーを避けるために
アレルギー反応を起こす果物をあらかじめ知っておくということは大切です。

ですが、アレルギー反応を起こさないから
その他の果物を食べれば大丈夫かというと、
それでは根本解決にはなりません。

どんなにカラダに良いと言われるものも「適量」が大切。
摂りすぎは毒になります。

 

なので、野菜嫌いのお子さんのため、
ビタミンを補うため、酵素を摂るために
ミックス野菜ジュースやスムージーの形で摂るのはとても危険なのです。

 

果物を食べる場合は、
住んでいる地域の旬のものを中心に。

甘すぎないものを適量がいいですね。

そして、果物のおすすめの食べ方はアレルゲンが減るので、

生より加熱することをお勧めします。

特に胃腸が未熟な小さいお子さんには
煮りんごやコンポートというように
加熱したものを食べさせた方が安心です。

 

ともこ
何を食べるかだけでなく、どう食べるかも大切です。重ね煮のレシピと食べ方の根本の両方を学べるのが、私の教室の特徴です。花粉症が改善しただけでなく、果物アレルギーだったのに、食べられるものが増えてきたという生徒さんからの喜びの声を頂いています。

この記事を書いた人

久保田 倫子  重ね煮アカデミー

久保田 倫子
重ね煮アカデミー® きっちんtanpopo 

料理が苦手で、食に敏感で偏食の息子に何を作っていいか悩んでいました。陰陽調和の重ね煮に出会い、子どもの味覚の幅が徐々に広がり、家族が健康になったことに感動。心身のバランスを整えるための知恵とレシピを届けています。

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