りんご葛湯

重ね煮コラム 重ね煮レシピ

HSCちゃんの万能お手当「りんご葛湯」

お子さんの身体を温めたい、風邪のひき始めまたは下痢、
便秘などお腹の調子を整えたいときに使ってほしい
食べる手当て「りんご葛湯」をご紹介します。

 

本葛粉って?

 

りんご葛湯の材料は、本葛粉、りんご、蜂蜜の3つです。
ここで使う本葛粉は、「本葛」「国産100%」のものを選んで下さい。

【本葛粉】とは、葛の根からとったでんぷんを
乾燥させて、粉状にしたものです。

葛粉の代わりにじゃがいもなど
他のでんぷんが使われていることもあります。
じゃがいもでんぷんは、
身体を冷やす効果があるので注意して下さいね。

 

ちなみに片栗粉は馬鈴薯でんぷんです。
陰性のものですので、同じとろみをつけるものでも
陽性の葛とは身体への作用がまるで異なります。

 

本葛粉は、

発汗作用、頭痛の緩和、整腸作用、
血液浄化作用、消炎作用に優れています。

市販薬の葛根湯にも使われていますよね。

あらゆる不調に効き目を発揮してくれるので、
おうちに常備しておくと、とても役に立ちます。

 

手当ての上手な取り入れ方

 

手当は、薬と違って
飲み合わせの心配や副作用の心配がありません

そして体調を崩す前に対処できて
本格的な不調になる前に回復できます。

取り入れる時は、1日2〜4回、
空腹時に取り入れて下さい。

おやつの代わりに食べてもいいですね!
砂糖を使ったお菓子は、
病気の回復を妨げますよ

 

これを知らないと損!「りんご葛湯」

 

では、りんご葛湯の作り方を紹介しますね。

 

【材料】

りんご 1/4個 ▷ すりおろす
水 1/2カップ
本葛粉 小さじ1
はちみつ 小さじ1

※はちみつの使用は、
1歳未満の赤ちゃんには
避けましょう

【作り方】
1 小鍋に水と本葛粉を入れて5分おく。

2 すりおろしたりんご、蜂蜜を加えたら、
中火に約1分かけて透明感が出るまでかき混ぜる

 

風邪の症状=頭が痛い、
熱があるだけでないことがほとんど。

お腹が痛い、のどが痛い、咳が出るなど
いくつかの症状が重なっています。

葛湯を知っていれば色々な症状に対応できます。

すりおろしりんごをすりおろす他にも
しょうがのしぼり汁を加えたり、
大根のはちみつ漬けの汁を加えたり、
れんこんのしぼり汁を加えたり、

などなど。

食材が持つチカラを知っていれば、
子供の風邪で慌てて病院へ行って
薬をもらう必要がなくなりますよ。

身近な食材のチカラ
気づくきっかけにもなりますね。

一番の手当は、日々の食生活です

手当を取り入れる前に、
日々の食生活で大切にしたいことが2つあります。

1 毎日の食事を整えること

ごはん、お味噌汁、旬の野菜、魚を食の中心に
することで、体調を崩しにくくなります。

2 食べ過ぎない

胃腸の疲れは不調のもと。
腹8分目を心がけてましょう。

胃腸が疲れてくると、
免疫力も低下してしまいます。

HSCちゃんが不調になった時も
ママができることがあります。

ぜひ試してみて下さいね!

この記事を書いた人

久保田 倫子  重ね煮アカデミー

久保田 倫子
重ね煮アカデミー® きっちんtanpopo 

料理が苦手で、食に敏感で偏食の息子に何を作っていいか悩んでいました。陰陽調和の重ね煮に出会い、子どもの味覚の幅が徐々に広がり、家族が健康になったことに感動。心身のバランスを整えるための知恵とレシピを届けています。

-重ね煮コラム, 重ね煮レシピ